今年の4.29 行動は、29 日に、知花昌一さんを招いて「沖縄にとっての天皇制と日米安保 「日の丸」焼き捨てから30 年、ゾウの檻から21 年」というサブタイトルで千駄ヶ谷区民会館で集会、その後デモを行った。
いまは浄土真宗の僧侶になった知花さんが、「革命家親鸞」の思想を軸とした視点から、沖縄の運動、安倍政権、天皇制について、運動体験を通して今の思いを実に味わい深く語ってくれた。
知花さんの講演に続いて、実行委から天野恵一が、サンフランシスコ講和条約締結から始まる象徴天皇制国家成立や、アキヒトの「生前退位」メッセージをめぐる問題について。象徴天皇制国家をヒロヒトの代で確立し、アキヒトが引き継いでいる構造は歴史的にみれば区別する次元の問題ではなく、連続性のなかで問題を考えていくことが必要だという。運動についても天皇制・沖縄と長い抵抗の歴史の中で地下水脈のように続いている流れを踏まえて、今の状況を考えていかなければいけないだろうと発言。
最後に、基地・軍隊はいらない! 4.29 集会、辺野古への基地建設を許さない実行委員会、安倍靖国違憲訴訟・東京、6.3天皇制いらないデモ実行委員会、「2020年東京オリンピック」おことわり連絡会、共謀罪創設に反対する100人委員会、自由と生存のメーデーの七団体からのアピールを受け、すさまじい数の機動隊でGW初日で賑わう竹下通りの入口は異様な光景。在特会もちょっとだけ居たが、原宿から渋谷まで「天皇制はいらない!」の声を響かせデモを行った。集会参加者150人。なお、多くの参加者が、当日同じ会場で開かれた「基地・軍隊はいらない! 4.29 集会」にも参加。集会とデモのダブルへッターの一日となった。
(実行委 桃色鰐千鳥)