「退位特例法」反対行動【声明】「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」成立糾弾!

「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」は6月9日、参院本会議において可決・成立させられてしまいました。天皇の「意向表明」から始まったこの法案は、その経緯自体が違憲であり、そのことが問われないまま、国会をパスさせようとする異常な議会運営がありました。もちろん、その法案自体違憲性が高い、問題だらけのものでした。実質的な異論なしで、全会一致で早期可決された天皇翼賛状況は、強く批判されなければなりません。

私たちは、憲法を守るべき義務を負う天皇や議員たちが、こぞって違憲行為に走っている状況について、国会に向けて直接、批判の声を上げ、天皇制タブーが議会に及んでいることの非を訴えるべく、以下の共同声明をまとめました。この文書は、同法案が国会提出された5月19日にマスコミ等に一斉発信し、22日には国会議員宛申し入れ文を、衆参の全議員にポスティングしました。さらに25日昼には、衆院第二議員会館前で集会をもち、リレーアピールと情宣行動を行うとともに、同日、天皇に対する抗議文を内閣官房に提出する行動にとりくみました。

一連の天皇「代替わり」に反対していく闘いははじまったばかりです。これからも、広くつながり合って、天皇制反対の運動を拡げていきましょう。

2017年6月9日

8.15反「靖国」行動(準備会)