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2018.2.11行動【集会案内】明治150年=近代天皇制を問う2.11反「紀元節」行動

日時:2018年2月11日(日)13:00開場

会場:全水道会館4F大会議室 ●集会後デモ

講師:太田昌国さん
資料代:500円

主催:「代替わり」と近代天皇制150年を問う! 反「紀元節」2.11行動

呼びかけ団体:アジア連帯講座/研究所テオリア/市民の意見30の会・東京/スペース21/戦時下の現在を考える講座/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/ピープルズ・プラン研究所/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会

今秋には、「明治150年式典」が、政府主催で行なわれようとしている。1966年に制定された「建国記念の日」=「紀元節」復活は、1968年10月23日に行われた「明治百年記念式典」と連動したものであった。150年式典にあたって政府は、「明治以降の近代化の歩みを次世代に残す」 とし、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識し、更なる発展を目指す基礎とする」などと、その「基本的な考え方」を示している。言うまでもなく、「明治150年」とは、そのまま「近代天皇制150年」 にほかならない。それは、植民地化と侵略戦争に始まる近代日本の150年を一連の「近代化過程」 としてとらえ、「不幸な時代」はありつつも、それを乗り越えて現在の「平和と繁栄」につながっているという歴史の肯定と賛美である。「昭和の日」を実現させた民間右派勢力は、現在「文化の日」である11月3日を「明治の日」とする運動を進めている。「紀元節」「昭和の日」「明治150年」 と続く一連の「記念日」を通して、今年一年、天皇と天皇制をめぐる向こう側の歴史観の押しつけは、 強化されていくだろう。そしてそれが、来年の天皇「代替わり」に向けた前哨戦となることも確実だろう。 私たちは、この間各地でさまざまなかたちで取り組まれている「天皇代替わり」状況にたいする抵抗とつながりあいながら、今年一年の運動を展開していきたいと考えている。2.11反「紀元節」行動へぜひ参加下さい。

2018.2.11行動【よびかけ】「代替わり」と近代天皇制150年を問う 2.11反「紀元節」行動への参加・賛同の呼びかけ

二〇一九年四月三〇日明仁「退位」、五月一日徳仁「即位」、同日「改元」という日程が、政令として公布された。政府は、菅官房長官をトップとする準備組織を二〇一八年一月に発足させる。これによって、二〇一六年七月一三日の突然のNHKの報道に始まり、明仁天皇自身のビデオメッセージ、「有識者会議」と「退位特例法」の制定と進んできた「生前退位」の道筋が確定した。

私たちも繰り返し主張してきたように、一連の経過のなかで実現したことは、「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果す」こと、すなわち、天皇があるべき「国民統合」を積極的に作り出す能動的存在であるという定義を天皇自身が下し、国会が一致してそれを支持し「国民」がそれに「共感」するという、文字通りの天皇翼賛・挙国一致的な事態であった。

マスコミ挙げての天皇賛美や、隠然と、あるいは公然と露出する右翼暴力に支えられて、天皇制に対する疑問を公然と口にすることが憚られる社会状況が作り出されている。

明仁の退位にあたっては、「退位の儀」なるものを「国事行為」として行う方向性が示されている。当然のことだが、近代天皇制の歴史においてそのような儀式がおこなわれたことなどなく、もちろん、憲法上に何の規程もない。また、明仁即位の時と同様、徳仁即位に関する諸儀式が「国事行為」としておこなわれることもすでに前提とされており、「高御座」や装束など、その儀式に使うための経費の一部として、一二月に発表された財務省の予算案には、早々と一六億円が計上されている。「即位の礼」において新天皇が登る「高御座」とは、高天原から地上に下った皇祖神が座ったとされる神座であり、「皇位の象徴」とされているものだ。このような「天皇制神話」に基づく儀式を、政府は国費で執り行おうとしているのである。

われわれは、こうした状況のなかで、2・11反「紀元節」行動の準備を開始している。この「紀元節」こそ、神武天皇の建国神話にもとづく天皇主義の祝日である。そして、今年の秋(一〇月二三日が予想される)には、「明治一五〇年式典」が、政府主催で行なわれようとしている。私たちは、一九六六年に制定された「建国記念の日」=「紀元節」復活が、一九六八年一〇月二三日に行われた「明治百年記念式典」と連動したものであったことを確認しておかなければならない。それは、日本は歴史貫通的に天皇の国であって、近代化もまた再編された天皇制のもとで実現したという歴史観に基づいている。

今回の一五〇年式典にあたって政府は、「明治以降の近代化の歩みを次世代に残す」とし、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識し、更なる発展を目指す基礎とする」などと、その「基本的な考え方」を示している。言うまでもなく、「明治一五〇年」とは、そのまま「近代天皇制一五〇年」にほかならない。それは、植民地化と侵略戦争に始まる近代日本の一五〇年を一連の「近代化過程」としてとらえ、「不幸な時代」はありつつも、それを乗り越えて現在の「平和と繁栄」につながっているのだという、歴史の肯定と賛美とならざるをえない。さらに、かつて「昭和の日」を実現させた民間右派勢力は、現在「文化の日」である一一月三日を「明治の日」とする運動を進めている。「紀元節」「昭和の日」「明治一五〇年」と続く一連の「記念日」を通して、今年一年、天皇と天皇制をめぐる向こう側の歴史観の押しつけは、強化されていくだろう。そしてそれが、来年の天皇「代替わり」に向けた前哨戦となることも確実だろう。

われわれは、この間各地でさまざまなかたちで取り組まれている「天皇代替わり」状況にたいする抵抗とつながりあいながら、今年一年の運動を展開していきたいと考えている。2.11反「紀元節」行動への、多くの参加・賛同、協力を訴えたい。

「代替わり」と近代天皇制150年を問う 2.11反「紀元節」行動

【呼びかけ団体】アジア連帯講座/研究所テオリア/戦時下の現在を考える講座/立川自衛隊監視テント村/反安保実行委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制に反対の意思表示の会/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会

2017.8.15行動【報告】「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う8.15反「靖国」行動報告

今年の8.15 反「靖国」行動は、「『代替わり』過程で天皇制と戦争を問う」をメインに掲げて行われた。実行委の立ち上げの時期が、ちょうど「天皇退位特例法」の国会上程の時期に重なったため、私たちは「8.15 行動(準)」として、「退位特例法」に反対する行動に取り組むことになった。具体的には、実行委で呼びかけ、約四〇団体が連名した「国会議員宛申し入れ」と「天皇明仁宛抗議文」を、同法案が国会提出された五月一九日にマスコミ各社に一斉配信、同二二日に衆参国会議員全員にポスティング、二五日には国会議員会館前でアピール行動をもち、その後内閣官房に移動して天皇に対する抗議文提出行動をおこなった。

そして、退位特例法が衆院を通過し、参院で審議されるタイミングで行われた六月三日の吉祥寺デモ(三多摩の仲間たちの実行委員会によって取り組まれた)に参加・協力するとともに、翌日四日には、在日本韓国YMCAで岡田健一郎さん(憲法学、高知大学教員)と中村利也さん(差別・排外主義に反対する連絡会)を発言者として、「新たな『天皇代替わり』に抗う討論集会」をもった。同法は結局、六月九日の参院本会議で可決・成立させられてしまったが、その法案は、第一条に「国民」は天皇を「深く敬愛」し、今回の「お気持ちを理解し、これに理解し共感」しているという、異例づくめの法律だった。

当然、このような状況に対して、各地で天皇制反対のさまざまな声が上がっている。少数とはいえ、天皇が、政治にたいして積極的な働きかけをしていることに、一定の危機感を感じる人が増えていることは間違いない。

8.15 前段集会は、一一日に文京区民センターで「天皇制と戦争:アキヒトにも責任はある!」と題して行われ、日本近現代史研究の伊藤晃さんに、「戦後天皇制と戦争を問う」をテーマとして問題提起をしていただいた。

8.15 当日は、あいにくの雨。私もこの三〇年ほど8.15 行動に参加しているが、こんなに降ったのは、一回くらいあったかどうか。

在日本韓国YMCAにも一〇〇人を超える人がつめかけ、安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京、「日の丸・君が代」被処分者の都立学校教員、米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委、沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック、日韓民衆連帯全国ネットワーク、辺野古リレー・辺野古のたたかいを全国へ、「2020オリンピック災害」おことわり連絡会から、次々とアピールを受けていった。

デモには一六〇人の参加。雨のせいで例年より少ない。しかし、九段下に陣取って「カウンター」と言っている右翼・レイシストのほうは、これはもう、目に見えて動員力を低下させていた。もともと、ここに集っていた圧倒的多数が、確信的な右翼・レイシストというよりも、「反左翼」の野次馬たちであってみれば、それも当然だろう。ちなみに、「在特会」も二手に分かれていたが、これは内部対立による分裂行動でもあるらしい。

また、街宣右翼によるデモ妨害・暴力は、例年に比べれば激しいものではなかった。右翼を口実にした機動隊のデモ規制はあいかわらずであったが、右翼とデモ隊との物理的な「接触」を避けようという警察の姿勢が今回はとくに目立った。マスメディアでも取り上げられた、昨年一一月の吉祥寺デモが激しい右翼暴力に見舞われ、その事実を広く知らせることで反撃していったことが、公然と右翼を泳がせる権力に対する歯止めとなったか。あるいは、天皇「代替わり」過程では、右翼暴力と天皇制との結合が露骨に見えるのはまずいという判断もあるのか。検討が必要なところだ。

8.15 を終えて実行委として一段落するところだが、すでに「代替わり」過程の総体を撃つための運動をめざして、次の行動の準備が始まっている。

一一月二六日には、首都圏の仲間たちと協力して「終わりにしよう天皇制 11 ・26 集会・デモ」を行なう。また、一〇月二八・二九日には、福岡「海づくり大会」反対の集会とデモが、地元で長く反天皇制運動に取り組んできた「天皇制に問題あり!福岡連絡会」によって呼びかけられている。私たちも、そこに合流していく。

これらの反天皇制の行動の中で、多くのみなさんと出会い直していくことを願っています。

(北野誉)

2017.8.15行動【連帯アピール】許すな!靖国国営化 8.15東京集会の皆さんへ

第44回 許すな!靖国国営化 8.15東京集会に参加された皆さん

今年も、本日午後から、同じ在日本韓国YMCAを出発点として九段へのデモに取り組む、反「靖国」行動実行委員会より、皆さんに対する連帯のアピールを送ります。

私たちは、国会内での談合による「翼賛国会」によって天皇の「退位特例法」が成立し、来年末の天皇退位・2019年中の即位礼・大嘗祭と続く「天皇代替わり」過程の本格的な開始を迎え、「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う8・15反「靖国」行動として、すでに8月11日に討論集会をおこない、本日の行動に取り組もうとしています。

「退位特例法」はその条文に天皇明仁の「公務」を初めて明記し、「国民は、……天皇陛下を深く敬愛し、この天皇陛下のお気持ちを理解し、これに共感している」と宣言しています。これは天皇と「国民」とは、憲法上の法的な関係であるよりも前に、「情」において結びついているという、「君民一致」の「国柄」であることを宣言したに等しいものです。

安倍政権による改憲の動きは、この間の支持率急落などに伴い、一定程度の見直しを余儀なくされているようですが、天皇条項については、すでに明仁天皇のリーダーシップによって解釈改憲されています。

すでに各地で、「天皇代替わり」に反対するさまざまな取組みがはじまっています。本日も、各地で集会が行われています。私たちも東京で、皆さんとともに、靖国・天皇制問題を訴えていく声を上げていきます。ともにがんばりましょう。

2017年8月15日

「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う8・15反「靖国」行動

2017.8.15行動【宣言】8.15 集会宣言

明仁天皇の「生前退位」の意向表明にはじまり、テレビ画面を通じた天皇の「玉音放送」から1年。談合による「翼賛国会」によって天皇の「退位特例法」が成立させられ、来年末の天皇退位・2019年中の「即位礼・大嘗祭」と続く「天皇代替わり」過程が、本格的に開始されている。

「退位特例法」はその条文で天皇明仁の「公務」を初めて明記し、「国民は、……天皇陛下を深く敬愛し、この天皇陛下のお気持ちを理解し、これに共感している」と宣言した。これは、天皇と「国民」とは「君民一致」で結びついているということの、公然たる宣言だ。

天皇の憲法違反は許されない。天皇の「公務」自体はいらない。天皇制そのものが廃止されなければならない。こういった声は決して多数派のものではないとはいえ、この1年間にも、各地で、天皇制に反対するさまざまな取組みが重ねられてきた。

安保法案に続き、共謀罪を強行成立させた安倍政権は、その勢いを駆って9条を突破口にした2020年までの改憲に向け、今年中の改憲案提出を明言した。

この間の支持率急落によってそれは一定の見直しを余儀なくされているようだが、来年の「明治150年式典」、天皇「代替わり儀式」、そして東京オリンピックに向かうなかで、「戦後」という時代の「転換」を図ろうとするのは、すでに既定の路線だろう。

中国や朝鮮の脅威を煽り、沖縄を日米の前線基地とし、大量の機動隊を連日投入して暴力的に新基地建設を推し進める政府の姿勢に変化はない。

日米同盟を基軸とした戦争国家の進展において、戦争の死者を国家が「追悼」することで、国のために死ぬことを尊いものとするイデオロギーは、強化されざるを得ない。本日、天皇出席のもと九段で行なわれている「全国戦没者追悼式」は、戦争の死者を戦後日本の「平和と繁栄」のための「尊い犠牲」として称えることで、人びとを死に追いやった日本国家の責任を解除する欺瞞的な儀式だ。

そして靖国神社は、政府機関の援助を戦後も受け続けながら、より露骨にかつての戦争を「聖戦」として賛美し、首相のみならず天皇の参拝によって、「英霊」を顕彰しようとする政治的施設である。

われわれは、本日の行動をステップとして、この秋から来年、再来年と続いていく「天皇の季節」を拒否するための行動を続けていくことを、ここに宣言する。

2018年8月15日

「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う 8.15 反「靖国」行動 参加者一同

2017.8.15行動【集会案内】「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う8.15反「靖国」行動

●8.11集会

天皇制と戦争:アキヒトにも責任はある!
[講 師] 伊藤 晃さん(日本近現代史研究)
[日 時] 2017年8月11日(金・休) 18:15開場/18:30開始
[会 場] 文京区民センター・2A会議室(地下鉄春日・後楽園駅)

●8.15反「靖国」デモ

[日 時] 2017年8月15日(火) 15:30集合/16:30デモ出発(予定)
[集合場所]在日本韓国YMCA3階
*JR水道橋駅より徒歩9分、地下鉄神保町駅より徒歩7分

■敗戦以前の天皇は、間違いなく「戦争と植民地支配の顔」を持っていた。1945年の8月15日をもってそれは急速に「平和の顔」へのモデルチェンジに取り組んだ。しかし、「聖断神話」のでっち上げなどで如何に糊塗しても、「戦争の顔」はぬぐい去ることができずに、ヒロヒトは死(「代替わり」)に臨んでも、戦争責任追及からのがれられなかった。

■今、自らの意思で「生前退位」をスケジュールに載せたその子・アキヒトは、まぎれもなく「平和の顔」である。しかし、みずから「象徴としての行為」として熱心に取り組んだ慰霊巡行は、ヒロヒトによる天皇制の戦争の実相を隠蔽し、犬死としか言えない多くの戦死者(とその遺族)を、靖國神社とは別の形で、国家に再統合するものであった。さらにそれは、対テロ戦争に邁進する日米安保体制強化の中で、近い将来に間違いなく生まれるであろう新たな戦死者をも視野にいれてのことである。

■天皇制の持つ「国民の統合機能」とは、つまるところ、戦争のため(だけ)に必要なものではないのか? 来年「明治150年」を迎える日本国家の中心に君臨しつづける天皇の果たした・果たす役割は何か。「代替わり」を前に考えます。ぜひご参加下さい。

主催●「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う8.15反「靖国」行動

【呼びかけ団体】
アジア連帯講座/研究所テオリア/スペース21/戦時下の現在を考える講座/立川自衛隊監視テント村/天皇制いらないデモ実行委員会/反安保実行委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制に反対の意思表示の会/ピープルズ・プラン研究所/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動評議会

2017.8.15行動【よびかけ】「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う 8.15反「靖国」行動へのよびかけ

6月9日、天皇の「退位特例法」が参院本会議で成立させられた。これによって、来年末の天皇退位、2019年初頭ともいわれる天皇「代替わり」のスケジュールが正式に日程に上ることになった。

法成立にあたって安倍首相が、「衆参両院の議長、副議長に御尽力を頂き、また各会派の皆様のご協力を頂き、静謐な環境の中で速やかに成立させていただいた」と談話で誇ったように、天皇問題に関しては、仮に議論があったとしても、そのことが公然と交わされてはならず、あらかじめ談合して一致させるという「翼賛国会」としかいいようのない状況が現出したのだ。

この法律の第一条に、これまでの天皇明仁の「公務」が初めて明記され、「国民は、御高齢に至るまでこれらの御活動に精励されている天皇陛下を深く敬愛し、この天皇陛下のお気持ちを理解し、これに共感していること」と明言している。天皇と「国民」とは、憲法上の法的な関係であるよりも前に、「情」において結びついているという、「君民一致」の「国柄」であることを宣言したに等しい。

「退位特例法」国会上程にあたって私たちは、「8.15反『靖国』行動実行委員会(準備会)」として、国会議員への申し入れ、明仁に対する抗議文を共同声明として提出する行動などに取り組んだ。あらためて今年の8.15反「靖国」行動への参加・賛同のよびかけを発するにあたり、われわれは現実的に開始された「天皇代替わり」過程に対して、具体的な反対の行動を作り出していくこと、同時に、そのための共同の作業を、ともにすすめていくことをよびかける。

いうまでもなく天皇「代替わり」というのは、前天皇の「総括」と、それをふまえた新天皇の「展望」のキャンペーンの時間となる。

天皇裕仁の死=「Xデー」による「代替わり」においては、新天皇明仁の「護憲・平和」「皇室外交」への期待がマスコミを覆った。「軍部に反対していた平和主義者」として描かれていたとはいっても、裕仁と「大元帥」のイメージは分かちがたく、天皇制の戦争責任を糾弾する声は、この時期大きく上った。そして「Xデー」が社会的にもたらした「自粛」の重圧と閉塞感が、天皇制のもつ同調圧力と暴力性を露出させ、全国的な反天皇制闘争の力の源泉ともなった。

しかし、新天皇明仁がなしたことは、いわばそうした天皇制のありかたを、イメージの上で「脱色」していくことであった。戦後民主主義や憲法への肯定的な言及、東南アジアや中国をはじめとするかつての戦争加害国への訪問、沖縄を含む国内外の「戦地」への「慰霊」の旅など、その「親しみやすさ」が演出されたふるまいとあいまって、天皇制イメージを塗り替える役割を果していったといえる。それはいわば、「象徴天皇制の完成」であると言ってもよい。

その結果として、いわゆる「リベラル派知識人」を含む、明仁天皇賛美の大合唱がある。安倍政権が強行している国家主義的・排外主義的な政治を単純な「復古主義」「戦前回帰」とみなし、戦後的価値に適合的な明仁天皇の「権威」をも使いながらこれと闘おうという主張は少なくない。「立憲主義」を掲げて安倍政治に対する反対運動を大きく作り出した潮流のなかに、天皇自身による憲法破壊にほかならない「退位特例法」を、おなじ立憲主義の原理に立って批判する声がほとんどみられないことには、このような「政治判断」があるのではないかという危惧さえ私たちは抱いている。

しかし、天皇と政治をめぐる関係は、実際にはどのように存在しているのか。とりわけ、日本の「戦争国家化」において、その国家の「象徴」たる天皇制はどのような役割を果し、また果すことが期待されているのか。現在的な、明仁天皇制に対するわれわれの側からの「総括」を果していかなければならない。 安倍首相は、「東京オリンピック」の年である2020年の改憲実現を明確に主張し、年内に改憲案を国会提出すると明言した。具体的な改憲項目などについては紆余曲折があるだろうが、2012年の自民党の改憲草案においては、「天皇が元首である」ととともに、前文で日本は「天皇を戴く国家」であると明記していることを見落としてはならない。また、「代替わり」前年にあたる2018年は、「明治150年」にあたる。政府はすでに記念行事の準備をすすめ、右派勢力は、現在「文化の日」である11月3日を「明治の日」としようという運動を強化している。これもまた、向こう側からの日本の近代の総括となるだろう。

われわれは、こうしたことのすべてが、天皇「代替わり」過程と重なり合っていくだろうことを問題としていく。近代天皇制国家において、そもそも天皇制と戦争との関係はいかなるものとしてあり続け、そしてそれがどのように変容し、戦後社会を規定してきたのかといった問題を考えていかなければならない。8.15反「靖国」行動は、国家による「慰霊・追悼」を撃ち、天皇制の植民地支配、戦争・戦後責任を批判し抜く行動として取り組まれてきた。現在の戦争国家の進展によって、「新たな戦争の死者」はますます現実化している。天皇のための死者を「英霊」として顕彰し、国家のための死を宣揚する靖国神社はいらない。そして天皇出席の「全国戦没者追悼式」もまた、国家による「慰霊・追悼」自体が、戦争準備の一環をなしている。8.15当日のデモと、8.11講演集会に参加を。そして、実行委員会への多くの参加・賛同、協力を訴える。

「代替わり」過程で天皇制と戦争を問う8.15反「靖国」行動

【呼びかけ団体】アジア連帯講座/研究所テオリア/戦時下の現在を考える講座/立川自衛隊監視テント村/天皇制いらないデモ実行委員会/反安保実行委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制に反対の意思表示の会/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会

「退位特例法」反対行動【声明】「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」成立糾弾!

「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」は6月9日、参院本会議において可決・成立させられてしまいました。天皇の「意向表明」から始まったこの法案は、その経緯自体が違憲であり、そのことが問われないまま、国会をパスさせようとする異常な議会運営がありました。もちろん、その法案自体違憲性が高い、問題だらけのものでした。実質的な異論なしで、全会一致で早期可決された天皇翼賛状況は、強く批判されなければなりません。

私たちは、憲法を守るべき義務を負う天皇や議員たちが、こぞって違憲行為に走っている状況について、国会に向けて直接、批判の声を上げ、天皇制タブーが議会に及んでいることの非を訴えるべく、以下の共同声明をまとめました。この文書は、同法案が国会提出された5月19日にマスコミ等に一斉発信し、22日には国会議員宛申し入れ文を、衆参の全議員にポスティングしました。さらに25日昼には、衆院第二議員会館前で集会をもち、リレーアピールと情宣行動を行うとともに、同日、天皇に対する抗議文を内閣官房に提出する行動にとりくみました。

一連の天皇「代替わり」に反対していく闘いははじまったばかりです。これからも、広くつながり合って、天皇制反対の運動を拡げていきましょう。

2017年6月9日

8.15反「靖国」行動(準備会)

 

「退位特例法」反対行動【集会案内】新たな「天皇代替わり」に抗うための6.4討論集会に参加を!

昨年8月の天皇メッセージ以降、新たな「天皇代替わり」に向けた準備が急ピッチで進められ、今国会では、そのための特例法が全党一致で可決されようとしています。今回の「天皇代替わり」は、30年前とは違って、「服喪」なき「奉祝」のみの「天皇代替わり」です。30年前には天皇(制)の戦争責任」批判を中心に反対運動に取り組むことができ、一定の支持を得ることができましたが、今回は、反対運動を組みにくいことは確かです。しかしながら、「天皇制の延命=国体護持」を自己目的化した生前退位→譲位を簡単に許すわけにはいきません。どのように、新たな「天皇代替わり」に抗っていくのか、知恵を出し合い、議論をしていきましょう。

30年前に各地で「天皇代替わり」反対の取り組みを担った方も、30年前のことは知らないけれど、今回の「天皇代替わり」について違和感を感じる方も、是非お集まりいただき、「天皇制はいらない」の輪を是非ひろげていきましょう。

▼発題

岡田健一郎(高知大学・憲法学)
「憲法学から見た天皇問題(仮)」
中村利也(差別・排外主義に反対する連絡会)
「差別・排外主義問題と天皇制」

▼日時 2017年6月4日(日)14時開場

▼場所 YMCAアジア青少年センター(韓国YMCA)3階AB室
JR水道橋駅徒歩8分

8.15反「靖国」行動実行委員会(準備会)

「退位特例法」反対行動【報告】抗議文を、天皇・議員・メディアに送付しました

「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」案を廃案へ

「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」に際し、天皇や国会議員に対する抗議声明へ、多数のご賛同をいただき、ありがとうございました。

5月19日、メディア各社、約30社には、ファックスにより声明を届けました。

また、5月22日には、多数の衆院議員、参院議員に向けて、声明を配布いたしました。

そして、5月25日には、衆議院第二議員会館前において、約35名の参加者とともに、1時間近くにわたってリレートークを実施しました。この法案の違憲性、法の内容の問題点と同時に、天皇や皇族に対する「忖度」によって立憲制、民主主義が損なわれているという問題などさまざまな角度から批判が語られ、充実した行動を行なうことができました。

そののち、総理府・内閣官房前に移動し、天皇宛の抗議文の提出行動を行ないました。抗議文を読み上げ、参加者全員の拍手とともに文書を手交しました。

これからも、こうした行動を展開することができればと考えています。